Project 38 郡山市歴史情報博物館 展示・交流エリア サインおよび展示グラフィック

サイン計画・展示デザイン
2025

  • ディレクション:ゑ藤隆弘
  • デザイン:佐藤あゆ美/板倉諄哉(制作協力)
  • 展示プロデュース:株式会社トータルメディア開発研究所 宮澤俊太郎
  • 展示ディレクション:株式会社トータルメディア開発研究所 宮﨑 翔
  • デザイン(常設展示室):株式会社ライブアド 原田啓二/堀澤優里
  • 空間デザイン:DO.DO. 原田圭
  • 照明デザイン:有限会社レイデザイン
  • 映像ディレクション:株式会社サクセス
  • 元請・施工:株式会社トータルメディア開発研究所
  • 建築設計:株式会社久米設計
  • 建築施工:佐藤工業・八光建設特定建設工事共同企業体
  • クライアント:郡山市
  • 撮影:神宮巨樹

郡山市歴史情報博物館は、郡山市麓山地区に2025年に開館した、博物館と公文書館の機能を併せ持つ複合文化施設。地域の歴史や文化を伝える常設展示と、交流・学習の場としてのギャラリー機能を備えている。本プロジェクトでは、サインおよび展示グラフィックをSTUDY LLC.にて担当した。

1. 東西南北をつなぐクロスポイント
交通の要衝として、人・物・情報が集まり、つながりや交流によって発展してきた郡山市の歴史的背景をふまえ、十字形を基本エレメント=クロスポイントとして、サインや展示グラフィックに展開した。

2. 歴史のつながりと空間の特性を際立たせる
常設展示室では、クロスポイントを水平垂直に保ち、厳かな空間を演出している。また、5つの時代ごとに色を段階的に変化させ、歴史のつながりと移り変わりを表している。気軽に利用できる交流エリアでは、クロスポイントを斜めに配置し、有彩色やデジタルサイネージを用いて賑わいを演出している。

3. 正方形グリッドによる情報整理
解説パネルには正方形グリッドを活用し、多くの情報を整理して伝える。施設全体としての統一感をもたせた。地域ギャラリーの木製ブロックは、マグネットで着脱できる仕様とし、展示内容に応じて多様な運用ができる。