
















VI計画・サイン・展示グラフィック
2025
日本原子力研究開発機構による情報発信スペース「JAEA ANALYSiS LAB.」のVIおよびサイン計画。
福島第一原発の廃炉や福島の復興に向けた分析・研究の仕組みとその意義をわかりやすく伝えることを目的とした施設である。肉眼では見ることができない原子レベルから、ふだん目にする機会のない研究施設の様子、そしてまだ見ぬ福島の未来まで、多様なスケールでの「見えないものが見えてくる」展示内容となっている。
ロゴ、書体、アイコン、壁面グラフィックはすべて「円」を基本要素に設計し、研究機関としての信頼感と、子どもにも親しみやすい柔らかさの両立を目指した。
壁面グラフィックには、施設周辺の航空写真をドットで構成したイメージを使用。原子に関するエリアではドットを大きく、福島の未来に関するエリアでは小さく展開することで、福島を中心とした地図が見えてくる。ドットのサイズ変化は展示内容のスケール感と連動し、視点がダイナミックに移行する展示構成を体験的に伝えている。