Study 04 大ずもう
ポスター(大学院博士課程作品)
2010
- Non-client work
- D:ゑ藤隆弘
大学院博士課程の修了制作。大相撲の巡業告知ポスター。修士課程の家紋研究の成果を、現代のポスターにおいて実践することを目指した。文字にまわしをつけることで、力士に見えてくるというアイディア。相撲はもともと神事であり、単にスポーツや格闘技とは言えない神聖さを感じさせる。同時に大衆的な興行として多くの人を楽しませている。ここでは文字と力士の姿を重ね合わせ、円弧の組み合わせによって簡潔な造形に落とし込むことで、象徴性と親しみやすさを両立させ、聖と俗を併せ持つ不思議な性質を表現している。